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1.AV <市場動向全般>
2003年のAV市場は、
●引き続き更に価格競争が熾烈化した一方、 ●中国ブランドが、さまざまな意味で更に力をつけてきたと考える。 ●一方、2003年は、デジタルカメラ、デジタルTV、無線LANなどに関し、中国が独自規格制定の動きを発表、または、その動きを加速させているのも特徴的なことと言えよう。
<AV業界動向> ● Display カラーテレビを含むDisplayに関しては、特にCRT機種低価格帯を中心に引き続き熾烈な価格競争が続いている一方、LCD/PDP などの平面Displayカテゴリーが急速に市場でのPresenceを増してきており、非CRT Display(含平面Display、Projection TV)の市場でのシェアは、台数ベースではまだ5%程度なるも、金額ベースでは25%程度に達するものと見られる。 2003年には、アメリカでのCTVアンチダンピングの仮裁定が下り、一部中国メーカー製のCTVにはアンチダンピング課税がなされるだろうと言われている。今後、これによる中国CTVメーカーの対米輸出が減少するという事態になれば、全体として過剰な生産キャパシティーからくる中国内市場での価格競争はさらに激化することも想定される。
● DVD 引き続き市場は拡大しており、国内の市場は、1,000万台程度と思われる。Recorderモデルも登場しているが、現時点では殆どがPlayerモデル。価格競争の激化は例外ではなく、急激な市場価格の下落が起こっている。2004年には、Recorderモデルも伸長が期待されるものの、Playerモデルとの価格差は大きく、依然として大半はPlayerモデルであると思われる。
<独自規格制定の動き> 86年鄧小平の号令の下にスタートした「863計画」(中国政府主導のHi-tech研究発展計画)は、Bio-tech、宇宙技術、IT、レーザー技術、自動化技術、エネルギと新材料の七つ領域に集中し国際技術社会の仲間入りを目指すもので、TDS-CDMAは中国発初の国際規格として中国研究・産業界に自信を与えたものの、近年発生したDVD特許案件(6C・3C等)は外資技術の支配に関し、中国電子産業界に衝撃的影響を与えたものと考えられる。こうした背景からか、近年、中国においては中国独自技術の開発を目指す傾向が強まってきており中国における標準規格策定の動きなどが加速している。また、さらに中国独自技術確立による中国の知的財産権確立を目指しているものと思われる。これまでに中国が策定を提唱、または発表している標準規格のうち主なものには、下記のものがある。
●無線LAN規格:2003年12月1日実施、2004年5月末まで猶予期間。 ● EVD: HV-VDの中国版規格。 ● DTV: 地上波独自規格策定中 さらに他の分野での中国の独自規格制定の動きもあり、WTO加盟による市場開放の過程で、中国がこのような独自規格の制定の動きを加速させていることは特筆に値する。規格制定へのアクセスを持たない企業にとっては、中国市場における競争上、容易でない局面が出てくることが予想される。
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